Scala 配列

Scala言語で提供される配列は、同じサイズと型の要素を格納するために使用されます。配列は、すべての編集言語にとって重要なデータ構造の1つです。

配列変数の宣言は、number0、number1、…、number99の個々の変数を宣言するのではなく、numbersのような変数を宣言し、numbers [0]、numbers [1]、…、numbers [99]を使用して各独立した変数を表します。配列内のある指定された要素は、インデックスによってアクセスされます。

配列の最初の要素のインデックスは0で、最後の要素のインデックスは要素の総数から1を引きます。

配列を宣言する

以下はScala配列を宣言する構文です。

var z:Array[String] = new Array[String](3)

或は

var z = new Array[String](3)

上記の構文では、zは文字列型の配列を宣言します。配列の長さは3で、3つの要素を格納できます。 各要素に値を設定し、インデックスによって各要素にアクセスできます。次には例を挙げます。

z(0) = "Ceodata"; z(1) = "Yahoo"; z(4/2) = "Google"

最後の要素のインデックスはz(2) = “Google”のような式4/2をインデックスとして使用します。

次の方法で配列を定義できます。

var z = Array("Ceodata", "Yahoo", "Google")

次の図は長さが10の配列myListを示し、インデックス値は0から9までです。

配列の処理

配列の要素の型と配列のサイズが既存であるため、配列要素を処理する際には、通常、基本的なforループを使用します。

次の例では、配列の作成と初期化を示しています。

実例

object Test {
   def main(args: Array[String]) {
      var myList = Array(1.9, 2.9, 3.4, 3.5)
      
      // すべての配列要素を出力します
      for ( x <- myList ) {
         println( x )
      }

      // 配列のすべての要素を合計します
      var total = 0.0;
      for ( i <- 0 to (myList.length - 1)) {
         total += myList(i);
      }
      println("合計値: " + total);

      // 配列内にある最大の要素を見つけます
      var max = myList(0);
      for ( i <- 1 to (myList.length - 1) ) {
         if (myList(i) > max) max = myList(i);
      }
      println("最大値: " + max);
    
   }
}

上記のコードを実行すると、出力結果は次となります。

$ scalac Test.scala
$ scala Test
1.9
2.9
3.4
3.5
合計値: 11.7
最大値: 3.5

多次元配列

多次元配列にある配列の値を別の配列にすることができ、別の配列の値を配列にすることもできます。 マトリックスとテーブルは常用の2次元配列です。

上記は2次元配列を定義する例です。

val myMatrix = Array.ofDim[Int](3, 3)

実例の配列には3つの配列要素が含まれており、各配列要素には3つの値が含まれています。

次には、2次元配列処理の完全的な実例を挙げます。

実例

import Array._

object Test {
   def main(args: Array[String]) {
      val myMatrix = Array.ofDim[Int](3, 3)

// マトリックスを作成します
      for (i <- 0 to 2) {
         for ( j <- 0 to 2) {
            myMatrix(i)(j) = j;
         }
      }

 // 2次元配列を印刷します
      for (i <- 0 to 2) {
         for ( j <- 0 to 2) {
            print(" " + myMatrix(i)(j));
         }
         println();
      }
    
   }
}

上記のコードを実行すると、出力結果は次となります。

$ scalac Test.scala
$ scala Test
0 1 2
0 1 2
0 1 2

配列をマージする

次の例では、concat()メソッドを使用して2つの配列をマージします。concat()メソッドは複数の配列パラメータを受け入れます。

実例

import Array._

object Test {
   def main(args: Array[String]) {
      var myList1 = Array(1.9, 2.9, 3.4, 3.5)
      var myList2 = Array(8.9, 7.9, 0.4, 1.5)

      var myList3 =  concat( myList1, myList2)
      
  // すべての配列要素を出力します
      for ( x <- myList3 ) {
         println( x )
      }
   }
}

上記のコードを実行すると、出力結果は次となります。

$ scalac Test.scala
$ scala Test
1.9
2.9
3.4
3.5
8.9
7.9
0.4
1.5

区間配列を作成する

次の例では、 range() メソッドを使用して、区間配列を生成します。range()メソッドの最後のパラメーターは間隔であり、デフォルト値は1です。

実例

import Array._

object Test {
   def main(args: Array[String]) {
      var myList1 = range(10, 20, 2)
      var myList2 = range(10,20)

// すべての配列要素を出力します
      for ( x <- myList1 ) {
         print( " " + x )
      }
      println()
      for ( x <- myList2 ) {
         print( " " + x )
      }
   }
}

上記のコードを実行すると、出力結果は次となります。

$ scalac Test.scala
$ scala Test
10 12 14 16 18
10 11 12 13 14 15 16 17 18 19

Scala 配列メソッド

次のテーブルは、Scala言語で配列を処理するための重要なメソッドです。使用する前に、importArray._を使用してパッケージをインポートする必要があります。

番号メソッドと説明
1def apply( x: T, xs: T* ): Array[T]
指定されたオブジェクトTの配列を作成します。Tの値は、Unit、Double、Float、Long、Int、Char、Short、Byte、Booleanのいずれかにすることができます。
2def concat[T]( xss: Array[T]* ): Array[T]
配列をマージします。
3def copy( src: AnyRef, srcPos: Int, dest: AnyRef, destPos: Int, length: Int ): Unit
ある配列を別の配列にコピーします。 Java’s System.arraycopy(src, srcPos, dest, destPos, length)に相当します。
4def empty[T]: Array[T]
長さが0の配列を返します
5def iterate[T]( start: T, len: Int )( f: (T) => T ): Array[T]
長さが指定された配列を返します。各配列要素は指定された関数の返す値です。
上記の実例にある配列の初期値は0、長さは3、計算関数はa=>a+1です:
scala> Array.iterate(0,3)(a=>a+1)
res1: Array[Int] = Array(0, 1, 2)
6def fill[T]( n: Int )(elem: => T): Array[T]
配列を返し、長さは最初のパラメーターで指定され、各要素は2番目のパラメータで記入します。
7def fill[T]( n1: Int, n2: Int )( elem: => T ): Array[Array[T]]
2つの配列を返し、長さは最初のパラメータで指定され、各要素は2番目のパラメータで記入します。
8def ofDim[T]( n1: Int ): Array[T]
長さが指定された配列を作成します
9def ofDim[T]( n1: Int, n2: Int ): Array[Array[T]]
2次元配列を作成します
10def ofDim[T]( n1: Int, n2: Int, n3: Int ): Array[Array[Array[T]]]
3次元配列を作成します
11def range( start: Int, end: Int, step: Int ): Array[Int]
間隔が指定された区間配列を作成します。stepは各要素間の間隔です。
12def range( start: Int, end: Int ): Array[Int]
間隔が指定された区間配列を作成します。
13def tabulate[T]( n: Int )(f: (Int)=> T): Array[T]
長さが指定された配列を返します。各配列要素は指定された関数の返す値です。デフォルトで0から始まります。
上記の実例では、3つの要素を返します。
scala> Array.tabulate(3)(a => a + 5)
res0: Array[Int] = Array(5, 6, 7)
14def tabulate[T]( n1: Int, n2: Int )( f: (Int, Int ) => T): Array[Array[T]]
長さが指定された2次元配列を返します。各配列要素は指定された関数の返す値です。デフォルトで0から始まります。
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