次にはExcelのMATCH関数で検索値の範囲内での相対的な位置を返す方法を説明します。
ExcelのMATCH関数は、検索値の範囲内で探したいデータを検索して、相対的な位置を返せます。以下はこの関数の書式と実例です。
一般的な使用方法
MATCH関数の書式は以下となります。
=MATCH(検査値,検査範囲,照合の種類)
以下は関数の定義です。
・検査値:配列、数値、文字列、論理値、またはこれらの値への参照の中で必要な項目を検索するために使用する値を指定します。
・検査範囲:検査値が入力されている連続したセル範囲、値の配列、または配列への参照を指定します。
・照合の種類:1、0、または-1、の数値のいずれかを指定し、検査値を検索する方法を指定します。
次には簡単な例です。名前のところから「竹下澄子」の順位を探す場合に、数式は以下となります。
=MATCH("竹下澄子",A2:A11,0)
文字のデータを検索する場合に、数字の比較演算がないので、MATCH関数の「照合の種類」のところは0を入力します。
MATCH関数の検索値も他のセルから決まれます。例えばセルに入力された名前から順位を検索できます。
=MATCH(C2,A2:A11,0)
横型テーブル
MATCH関数は横型テーブルにも適用できます。
=MATCH("イチゴ",B1:G1,0)
以下はセルにあるデータから検索する例です。
=MATCH(C4,B1:G1,0)
実例
MATCH関数は使いやすいです。通常他の関数と組み合わせて使用します。INDEX関数と連携してテーブルを検索することはよく見えます。
次の例では、まず名前を入力し、MATCH関数をINDEX関数と連携して使用し、自動的にテーブルから学籍番号を引き出します。書式は次のとおりです。
=INDEX(A2:A11,MATCH(D2,B2:B11,0))
この書式では、まずMATCH(D2、B2:B11,0)という数式から入力した名前の位置を検索し、またその位置(実は数値です。)をINDEX関数に入れ、対応するセルの学籍番号を引き出します。これで学籍番号を検索する数式は実行が完了です。
実行結果は次のようになります。
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