ISNA関数は、値がエラー値#N/Aであるかどうかを判別するために使用されます。エラー値である場合はTRUEを返し、逆にFALSEを返します。
書式
=ISNA(テストの対象)
値がエラー値#N/Aであるかどうかを判断します。#N/Aである場合はTRUEを返し、逆にFALSEを返します。
引数のテストの対象は必須で、テストするデータを指定します。任意のデータ形式の値を判断できます。
N/Aは英語で2つの意味があります。
1、Not applicable、該当せずを意味します。主にデータを入力する場合に使用されます。「このセルは適用されません」を意味します。入力できるものがないが空欄にしてはいけない場合はN/Aを入力します。
2、Not available、データを取得または利用できないことを意味します。
Excelでは、エラー値#N/Aは通常、次の3つの状況で表示されます。
1、直接セルに#N/Aまたは=NA()を入力して、「該当せず」を示します。
2、数値を検索する関数(VLOOKUP、HLOOKUP、LOOKUP、MATCH)が指定された値を見つけられない場合、「検索値を見つけられない」ことを意味する#N/Aを返します。
3、配列の拡張では、数値の大小が異なるによって拡張すれば、#N/Aが生成されます。これは、「使用可能なデータがない」ことを意味します。
使い方
一、引数(テストの対象)はセル参照にすることができます。セルの値が#N/Aであるかどうかを確認します。
詳細は記事「ISBLANK関数の詳細」と「ISNUMBER関数の詳細」を参照してください。この記事では詳しい説明しません。
注意点:引数が指すセルの参照は、他の関数をネストすることで生成できます。 どの関数がセルの参照を返すことができますか? 他の記事「ISBLANK関数の詳細」を参照してください。
二、引数(テストの対象)は他の関数をネストできる検索関数です。関数が指定された値を見つけることができるかどうかを確認します。
(一)同じ列のデータを反復で入力しないように、[データの入力規則]を設定します。
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例えば、セルA2からデータの入力を開始し、最初にセルA2を選択して、[データの入力規則]を開き、[設定]タブの[入力値の種類]のドロップダウンメニューから[ユーザー設定]を選択して、[数式]入力ボックスに次の数式を入力します。
=ISNA(MATCH(A2,A$1:A1,))
そして、下のセルに適用します。
数式のMATCH関数は、数式が配置されているセルの行のみを検索するため、上から下へデータを入力する場合にのみ適用します。
次の数式に変更すれば、入力の順次は制限がありません。
=COUNTIF(A:A,A2)=1
(二)条件付き書式を設定し、セルの値が反復したかどうかを判断します。
図に示すように、列Aのデータが列Bに表示されていない場合、塗りつぶし色赤で表示されます。
列Aを選択し、条件付き形式で次の数式と塗りつぶし色赤を設定します。
=ISNA(MATCH(A1,B:B,))
このとき、列Aにあり、列Bと重複されていないデータが強調表示されていますが、列Aの空白セルも赤で表示されています。
空白のセルが赤で表示されないようにするために、数式はセルが空白であるかどうかも判断する必要があります。上記の数式を次のように変更します。
=AND(A1<>"",ISNA(MATCH(A1,B:B,)))
(三)数値を検索する関数が発生したエラーに許可させ、エラー値#N/Aを返しないように使用します。
図が表示されるように、セルB2には、山本の点数を返します。数式は次の通りです。
=IF(ISNA(VLOOKUP(A2,D:E,2,)),"",VLOOKUP(A2,D:E,2,))
または
=IF(ISNA(MATCH(A2,D:D,)),"名字が間違った",INDEX(E:E,MATCH(A2,D:D,)))
IFERROR関数は、Excel 2007以降のバージョンで使用できます。
=IFERROR(VLOOKUP(A2,D:E,2,),"")
または
=IFERROR(INDEX(E:E,MATCH(A2,D:D,)),"名字が間違った")
(四)図が表示されるように、列Bでの熊谷と染谷を除く、すべての数値を合計します。数式は次の通りです。
=SUMPRODUCT(ISNA(MATCH(A1:A6,D:D,))*B1:B6)
仮に熊谷と染谷の数値を合計したい場合、次の数式となります。
=SUMPRODUCT(ISNUMBER(MATCH(A1:A6,D:D,))*B1:B6)
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