次には、ExcelのINDEX関数で指定したセルにあるデータを引き出す方法を説明します。
ExcelのINDEX関数は、入力された検索値によって、指定したセルにあるデータを引き出せます。関数の書式と実例は次のように表示します。
目次
INDEX関数の「配列形式」書式
INDEX関数の「配列形式」書式は次のように表示します。
=INDEX(配列, 行番号, [列番号])
以下は引数の説明です。
・配列:セル範囲又は配列定数を指定します。
・行番号:配列又は参照の中にあり、値を返す行を数値で指定します。省略した場合は、必ず列番号を指定する必要があります。
・列番号:配列又は参照の中にあり、値を返す列を数値で指定します。省略した場合は、必ず行番号を指定する必要があります。
次には例を挙げます。例えば、名前の列から四番目の人を探す場合に、数式の書き方は次のように表示します。
=INDEX(A2:A11,4)
INDEX関数の行番号及び列番号は配列範囲の相対位置です。例の配列範囲はA2:A11に設定し、タイトルのA1を込んでいないため、列番号が4の場合にはA5のデータを引き出します。
NDEX関数の行番号及び列番号も直接に他のセルのデータに設定できます。例えばセルに数値を入力し、数値に対応する人を探し出します。
=INDEX(A2:A11,C2)
横型テーブル
同じ使い方で、INDEX関数は横型テーブルにも適用できます。
=INDEX(B1:G1,3)
=INDEX(B1:G1,C4)
行番号に位置が入力されたセルを設定し、指定したセルからデータを引き出します。
=INDEX(B1:G1,C4)
参照形式
INDEX関数も指定した複数のセルからデータを引き出します。書式は次になります。
=INDEX(参照,行番号,[列番号],[領域番号])
意味は以下となります。
・参照:1つ、又は複数のセル範囲への参照を指定します。
・行番号:配列又は参照の中にあり、値を返す行を数値で指定します。省略した場合は、必ず列番号を指定する必要があります。
・列番号:配列又は参照の中にあり、値を返す列を数値で指定します。省略した場合は、必ず行番号を指定する必要があります。
・領域番号:参照内の範囲を指定します。指定した範囲の中から値が返されます。最初に選択または入力された領域番号が1となり、以下、2番目の領域は2と続きます。
INDEX関数は指定した行番号または列番号からデータを引き出します。
次には簡単な例を挙げます。
=INDEX(A2:C11,3,2)
複数のセルの数値からデータも引き出せます。
=INDEX(A2:C11,E2,F2)
実例
INDEX関数とMATCH関数を組み合わせてデータを抽出するやり方はよく使われます。以下の例では、まず名前を入力し、名前によって売上高を引き出します。
=INDEX(C2:C11,MATCH(E2,A2:A11,0))
この数式では、まずMATCH関数を使用して、テーブルから名前の位置を検索し、またINDEX関数を使用して対応する位置の売上高データを引き出し、テーブルを検索する機能を実現します。
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