Excelでテキストを検索して置き換えるだけでなく、数式やコメント、特定の書式を検索と置き換えることもできます。これは基本的な操作ですが、Excelの検索と置換機能を活用できれば、編集処理の効率をさらに高めることもできます。
目次
ショートカット
Ctrl+Fを押して、[検索と置換]ダイアログボックスを開き、検索枠が表示されます。 Ctrl+Hも[検索と置換]ダイアログボックスを開きますが、置換枠が表示されます。
検索範囲
検索範囲には、グローバル検索とローカル検索が含まれます。 ワークシート全体で検索を行う場合は、任意のセルをクリックして検索してください。 ローカル検索の場合は、最初に検索範囲を決定します。例えば、A列のみで検索する場合、最初にA列を選択してから、[検索と置換]ダイアログボックスを開きます。
[検索と置換]ダイアログボックスで[オプション]ボタンをクリックし、[検索場所]ドロップダウンリストで、必要に応じて[ブック]と[シート]を選択します。
ワイルドカードを使用する
ワイルドカードの[*]と[?]を組み合わせると、高度なファジー検索を実現できます。
Excelの検索と置換でアスタリスク[]を使用して任意の文字列を検索します。例えば、[使用方法]を検索すると、[使用方法の解説]または[使用方法の説明]が見つかります。
疑問符を使用して、任意の1文字を検索します。例えば、[?23]を検索すると、[023]または[423]が見つかります。
また、ワイルドカード自体を探す場合は、[~*]、[~?]と入力します。[~] は数字キー[1]の左側にある波線符号です。[~] を検索する場合は、2つの波線符号[~~]を入力します。
書式で検索する
例えば、ワークシートのセルデータを赤色から青色に変更し、太字で表示します。
[検索と置換]ダイアログボックスの[書式]ボタンの右側にある三角ボタンをクリックし、ポップアップされたドロップダウンリストで[セルから書式を選択]をクリックし、検索する文字列の書式を含むセルを選択します。 選択した書式が検索されます。 次に、[置換後の文字列]の[書式]をクリックして、書式を設定します。
ヒント:書式だけ置き換えます。[検索する文字列]と[置換後の文字列]には何も入力しません。書式だけ検索と置換です。
Shiftキーを押して、反対方向に検索する
[検索と置換]ダイアログボックスの[次を検索]ボタンをクリックすると、Excelは特定の方向で検索します。 Shiftキーを押しながら[次を検索]ボタンをクリックすると、Excelは元の検索方向と逆の方向で検索します。
[検索と置換]ダイアログボックスを閉じて、次のダイアログボックスの検索を続行する
検索の過程で、[検索と置換]ダイアログボックスが一部のデータを覆い隠すことがあります。 [検索と置換]ダイアログボックスを閉じた後、次の内容を検索できます。やり方は[検索と置換]ダイアログボックスを閉じ、ショートカットキーShift+F4を押して次を検索します。
大、小文字を検索する
特定の大文字形式の特別なテキストのみを検索するようにExcelを指定できます。 例えば、[green]ではなく[Green]を検索できます。 検索するときは、[大文字と小文字を区別する]を選択してください。
数式、値、コメント範囲で検索する
Excelは、数式、値、およびコメントの検索を提供します。例えば、 下の図では、セルA5、A8、A13はすべて[May]が表示されますが、A5は数式の結果、A8はコメント、A13は入力された値です。検索する場合、自分の需要に応じて検索します。
Excelの[検索と置換]と[オートコレクト]機能を活用する
例えば、Excelで連絡先に卒業学校を入力する場合、複数の卒業生が同じ学校から卒業するため、同じ学校を繰り返して入力するのは面倒です。まず、任意のテキストを使用し、学校名を代表します。(仮に、”12Z”を”東京大学”を代表します。すべてのデータを入力した後、また”12Z”を”東京大学”に置換すればいいです。)
Ctrl+Hさえ押したくない場合は、EXCELの[オートコレクト]機能を使用できます。 オートコレクトを使用すると、大量の反復の入力操作を簡素化できます。たとえば、上記の[12Z]を[東京大学]に校正する場合、手順は次の通りです。
1、[オートコレクト]ダイアログボックスを開きます。ファイル→オプション→文章校正→オートコレクト
2、修正文字列に”12Z”を入力し、修正後の文字列に”東京大学”を入力してから、追加ボタンをクリックして[OK]ボタンをクリックします。
このように設定した後、セルに”12Z”を入力すると、自動的に”東京大学”に変更されます。
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