ここでExcelのCOUNTIF関数とCOUNTIFS関数の使用方法を説明します。これらは様々な検索条件から個数を数える関数です。次に例を挙げます。
ExcelのCOUNTIF関数とCOUNTIFS関数は、様々な検索条件から個数を数えます。これはよく使われる関数です。次はこれらの関数の使用方法と数式の例について説明します。検索条件から数を合算する必要がある場合は、SUMIF関数の教学をご覧ください。
目次
COUNTIF関数
COUNTIFは様々な検索条件から個数を数える関数です。使用方法は次に表示します。
=COUNTIF(範囲,検索条件)
次には例を挙げて、関数の使用方法を説明します。日付、名前、乗り物と金額が載っているExcelテーブルがあるとします。
普通の文字
新幹線の乗車人数を知りたい場合は、検索範囲を乗り物の列に設定し、検索条件を「新幹線」に設定することで、新幹線の乗車人数を取得できます。
= COUNTIF(C2:C10、 "新幹線")
結果は次のようになります。
ワイルドカード
文字を検索する時に、ワイルドカード(* と ?)が利用できます。例えば、風間氏の人数を知りたい場合は、次のようになります。
=COUNTIF(B2:B10,"風間*")
アスタリスク(*)は任意文字又は記号を代表します。もし風間の後2文字がある人数を知りたい場合は、(?)を利用します。
=COUNTIF(B2:B10,"風間??")
日付
日にちが計算できます。例えば、2020/07/22以降の日にちを知りたい場合は次のように表示します。
=COUNTIF(A2:A10,">2020/07/22")
他のセルのデータを検索条件に設定することもできます。「F4」セルに日付があり、この日付以降の日にちを計算したい場合は、次のように入力してください。
= COUNTIF(A2:A10、 ">"&F4)
数値
金額を検索範囲に設定し、金額が5000円以上の個数を計算します。
=COUNTIF(D2:D10, ">=5000")
数量の集計表を作成します
COUNTIFはよく集計表の作成に使われます。例えば、各種類の乗り物を利用する人数を統計したい場合は、他のテーブル(右側にある青いテーブル)を用意し、乗り物の名前を入力します。
次は一番目の乗り物の COUNTIF数式を入力します。範囲を設定する時に絶対参照($を追加します。)を利用し、検索条件はセルのデータに設定すればいいです。
=COUNTIF($C$2:$C$10,F2)
エクセルで数式をフィルハンドルでなぞってコピーするときに、数値がおかしくなった場合は、セルの参照が間違っている可能性があります。その場合にセル参照を絶対参照にすることで正しい計算をすることが可能です。
最初の数式を入力した後、マウスをセルの右下に移動します。マウスが十字形に変わったら、押しながらスライドし、選択した範囲のセルに数式を適用します。
COUNTIF関数の数式を下のセルに適用した後、数量の集計表が作成できました。
COUNTIFS関数
COUNTIFS関数はCOUNTIFSと似てます。COUNTIFS関数が複数条件で検索できます。COUNTIFS関数を使うと複数条件に合致したものをカウントできます。(AND条件 )
COUNTIFSの使用方法は次のように表示します。
=COUNTIFS(検索条件範囲1、検索条件1、検索条件範囲2、検索条件2)
COUNTIFS関数は複数の検索条件範囲と検索条件を追加でき、範囲と条件に合えば、合算を実行します。
例えば、2020/7/22以降、新幹線を利用する人数を知りたい場合に、数式は次のように表示します。
=COUNTIFS(C2:C10,”新幹線”,A2:A10,”>2020/07/22″)
COUNTIFSの検索の数は制限なし、任意数の検索条件範囲や検索条件が利用できます。例えば4000円以上の条件を追加します。
=COUNTIFS(C2:C10,"新幹線",A2:A10,">2020/07/02",D2:D10,">4000")
COUNTIFとCOUNTIFS以外ExcelにはCOUNTとCOUNTA の2つの簡単な関数があり、数値、日付、または空白でないセルの数をカウントします。
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