動的チャートとは、フォームコントロールを使用して関数を制御し、データ範囲の自動変更を実現するによってチャートを変更します。 動的チャートの作成には、非常に重要な[開発]ツールを使用する必要があります。
Excelのツールバーに[開発]タブがない場合、オプションから[開発]タブをツールバーに表示してください。
目次
[開発]タブを見つける
Step 01:[ファイル]タブをクリックし、下の[オプション]ボタンをクリックします。
Step 02:ポップアップした[Excelのオプション]ダイアログボックスの左側のリストから[リボンのユーザー設定]をクリックし、右側の[リボンのユーザー設定]リストから[メインタブ]を選択して、[開発]をチェックすると、ツールバーに[開発]タブが表示されます。
フォームコントロール—コンボボックス
[コンボボックス]はドロップダウンリストボックスです。データの項目が多い場合は、リストボックスに入れて、そのうちの1つを選択して分析することができます。
[コンボボックス]を挿入する
[開発]タブをクリックし、[コントロール]にある[挿入]ボタンをクリックして、コントロールリストの[コンボボックス]を選択します。
次の図に示すように、[コンボボックス]ボタンをクリックすると、マウスの矢印が十字形に変わります。このとき、マウスの左ボタンを押したまま、Excelのテーブルにドラッグして、[コンボボックス]コントロールをテーブルに作成します。
コントロールの書式設定
作成された[コンボボックス]コントロールを右クリックし、ポップアップメニューで[コントロールの書式設定]を選択し、ポップアップダイアログボックスで[コントロール]タブを選択します。
入力範囲:範囲を参照します。参照範囲には、コンボボックスに表示されるデータが含まれます。
リンクするセル:コンボボックスで選択した項目の番号を返します。
ドロップダウンリストの行数:コンボボックスのドロップダウンリストに直接表示される項目の行数を指定します。
3-D表示:立体的なシャドウ効果でコンボボックスを表示します。
コンボボックスで販売数量の動的なグラフを作成する
上記の図は販売数量統計表です。この統計表によってグラフを作成します。まずは普通の作り方をご覧ください。
上記のグラフは普通の作り方で作成しました。すべてのデータが1つのグラフで表現されているため、非常に散らばっています。しかし、都市ずつグラフを作成することはできません。そうしたら、非常に面倒です。
この記事が説明したフォームコントロールによって、この問題を解決しましょう!
Step 01:水平方向に配置された都市を垂直方向に変換し、コンボボックスコントロールを挿入します。
次の図のように、縦方向に変換した都市を挿入したコンボボックスの[入力範囲]に入力します。
[リンクするセル]を[$J$10]に設定します。これより、コンボボックスのオプションが変更されるたびに、セル$J$10にコンボボックスリストのオプションの順位が表示されます。
Step 02:データの参照範囲を作成する
動的なグラフを作成するため、動的なデータ範囲が必要です。
次の図のように、VLOOKUP関数を使用してデータテーブル内のデータを参照し、補助テーブルを作成します。数式は次のとおりです。=VLOOKUP(L3,$A$2:$H$14,$J$10+1,0)。
数式の説明:
1、番目の引数[L3]:1月
2、番目の引数[$A$2:$H$14]:データ全体の検索参照範囲(下の合計は含まれません)
3、番目の引数[$J$10+1]:コンボボックスに表示される都市の順位です。コンボボックスの選択リストには[都市]が含まれないため、[+1]が必要です。
4、番目の引数[0]:完全一致を意味する
下にドラッグして、1月から12月まで自動的に入力します。
セル[M2]の数式は次のとおりです。=INDEX(J3:J9,J10)、セルJ10の番号に対応する都市を直接参照します。
Step 03:補助テーブルによってグラフを作成し、コンボボックスの位置を調整する
次の図に示すように、補助テーブルを選択した後、折れ線図を挿入します。
右クリックして[コンボボックス]を選択し、アイコンを折れ線図の適切な位置にドラッグします。また右クリックして[順序]を選択し、[最前面へ移動]をクリックします。
Step 04:グラフのタイトルを設定する
空白のセルを選択し(例の場合はセルL1を選択します)、セルに次の数式を入力します。
="2020年度"&M2&"販売数量統計表"
次、グラフのタイトルを選択し、[編集バー]に次の数式を入力します:=Sheet1!$L$1、Enterキーを押します。
これで動的なグラフが作成されます。次の図のように、コンボボックスでさまざまな都市を選択して、対応する都市の販売数量統計表が表示されます。
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