Dartマッピング

Dartマッピング(Mapオブジェクト)は、単純なキーと値のペアです。マッピング内のキーと値は、どの型でもかまいません。マッピングは動的な集合です。つまり、Mapは実行時に拡大および縮小できます。

マッピングは2つの方法で宣言できます。

  • テキストマップを使用する
  • Mapコンストラクタを使用する

Mapリテラルを使用してマッピングを宣言する

マッピングリテラルを使用してマッピングを宣言するには、キーと値のペアを中括弧{}のペアで囲む必要があります。

構文

var identifier = { key1:value1, key2:value2 [,…..,key_n:value_n] }

Mapコンストラクタを使用してマッピングを宣言する

Mapコンストラクタを使用してMapを宣言します。2つのステップがあります。最初にマッピングが宣言され、次にはマッピングが初期化されます。

マッピングを宣言するための構文は以下のとおりです。

var identifier = new Map()

以下の構文を使用してマッピングを初期化します。

map_name[key] = value

実例1:Mapテキストの宣言

void main() { 
   var details = {'Usrname':'ceodata','Password':'passwd123'}; 
   print(details); 
}

実行した後、出力結果は以下のとおりです。

{Usrname: ceodata, Password: passwd123}

実例2:実行時にマッピングテキストに値を追加する

void main() { 
   var details = {'Usrname':'ceodata','Password':'passwd123'}; 
   details['Uid'] = '00001'; 
   print(details); 
}

実行した後、出力結果は以下のとおりです。

{Usrname: ceodata, Password: passwd123, Uid: 00001}

実例3:Mapコンストラクタ

void main() { 
   var details = new Map(); 
   details['Usrname'] = 'admin'; 
   details['Password'] = 'mypasswd'; 
   print(details); 
}

実行した後、出力結果は以下のとおりです。

{Usrname: admin, Password: mypasswd}

ヒント – マッピングする値は、NULLを含む任意のオブジェクトにすることができます。

Map属性

dart:coreパッケージのMapクラスは、以下の属性を定義します。

番号属性説明
1Keysキーを表す反復可能なオブジェクトを返します。
2Values値を表す反復可能なオブジェクトを返します。
3LengthMapのサイズを返します。
4isEmptyMapが空の場合は、trueを返します。
5isNotEmptyMapが空ではない場合は、trueを返します。

Map関数

以下は、DartでMapを操作するために常用の関数です。

番号関数説明
1addAll()その他のすべてのキーと値のペアをマッピングに追加します。
2clear()マッピングからすべてのペアを削除します。
3remove()キーとそれに関連する値(存在する場合)をマッピングから削除します。
4forEach()forをマッピングの各キーと値のペアに適用します。
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